元・バーのマスターが語るウイスキー「ラフロイグ」とは?

元・バーのマスターが語るウイスキー「ラフロイグ」とは?

「ラフロイグ」は、スコットランドのアイラ島で生産されているシングルモルト・スコッチ・ウイスキーです。元・バーのマスターが「ラフロイグ」の楽しみ方をご紹介します。 2018年05月04日作成

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「ラフロイグ」は、スコットランドのアイラ島で生産されているシングルモルト・スコッチ・ウイスキーです。元・バーのマスターが「ラフロイグ」の楽しみ方をご紹介します。 2018年05月04日作成

「ラフロイグ」とは

「ラフロイグ」は、スコットランドの西海岸沖合に浮かぶアイラ島にある蒸留所で製造されているシングルモルト・スコッチ・ウイスキーです。創業者は、1810年頃にジャコバイト蜂起の失敗によってアイラ島のラフロイグへ逃れてきたジョンストン兄弟。アイラ島のラフロイグに定住したジョンストン兄弟は、牧畜と併行して家畜の飼料となる大麦を使ったウイスキー造りをはじめ、その味がアイラ島で評判になります。 ジョンストン兄弟は、1815年に牧畜をやめてラフロイグ蒸留所を設立し、ウイスキー造りに専念することになります。「ラフロイグ」とは、ゲール語で「広い湾の近くにある美しい窪地」という意味です。「ラフロイグ」のウイスキーは、強いピート(泥炭)香・フレーバーを持つスコッチウイスキーとして有名。好き嫌いがはっきり分かれることでも知られています。 熟成にはバーボンのファーストフィル(バーボンを取り出したばかりの樽)のみが使用されており、スモーキーでありながら、バニラやクリームのような芳醇な香りが潜む飲み口が特徴です。

「ラフロイグ」の楽しみ方

トワイスアップ

一般的なトワイスアップではウイスキーと同量の水を加えますが、「ラフロイグ」「を高く評価するウイスキーファンの間では、1滴だけ水をたらす飲み方が知られています。1滴だけ水をたらすことで、「ラフロイグ」のフレーバーなピート香を強める効果があります。

ストレート

「ラフロイグ」はピートのきいたシングルモルト・スコッチ・ウイスキー。ウイスキーファンに提供する際はストレートがおすすめです。スモーキーなピート香と、バーボンのファーストフィルで熟成させた、バニラのような芳醇なふくよかさが楽しめます。

ポケットボトル

ポケットボトルは、渓流釣りやソロキャンプの必需品だという方もおられるのではないでしょうか。きれいな湧き水があったら割ってテイスティングを楽しんでください。

ハイボール

すっきりとした爽快感を堪能したいなら、やはりハイボールがおすすめ。グラスにクラッシュドアイスを投入して、「ラフロイグ」を注ぎ、きりっと冷えたソーダで割り、炭酸が逃げないようにそっとステアしてください。

「ラフロイグ」にあうおつまみ

「ラフロイグ」はフレーバーでピート香の強いスコッチ・ウイスキーなので、スモークサーモン、スモークチーズなどのようなスモークした食材があいます。また、ポケットボトルに入れて持ち歩く際のおつまみとしては、ナッツ類(ピスタチオ、クルミ、ピーナッツ、パンプキンナッツなど)が良いでしょう。サラミやビーフジャーキーとの相性も抜群です。
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