角瓶博士になろう!角瓶のおいしい飲み方はこれだ

角瓶博士になろう!角瓶のおいしい飲み方はこれだ

亀甲紋のボトルと黄色いラベル。角瓶のデザインを手がけたのは寿屋のチーフデザイナーだった「井上木它(ぼくだ)」です。角瓶のデザインのヒントになったのは鳥井社長から九州土産としてもらった薩摩切子の骨とう品だったといわれています。角瓶は発売から80年以上ものロングセラーを記録しています。 2018年08月31日作成

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亀甲紋のボトルと黄色いラベル。角瓶のデザインを手がけたのは寿屋のチーフデザイナーだった「井上木它(ぼくだ)」です。角瓶のデザインのヒントになったのは鳥井社長から九州土産としてもらった薩摩切子の骨とう品だったといわれています。角瓶は発売から80年以上ものロングセラーを記録しています。 2018年08月31日作成

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角瓶の歴史

角瓶はサントリーの前身である寿屋の時代、1937年(昭和12年)に発売されました。以来80年以上にわたるロングセラーを記録しています。亀甲模様と角ばった形が特徴。角ばったボトルであることから角瓶の愛称で呼ばれるようになり、のちに愛称が正式名称として採用されました。

角瓶が発売される8年前の1929年(昭和4年)には「白札」(のちのサントリーホワイト)という国産の本格ウイスキーがサントリーから発売されています。しかし、ウイスキーを知らない人々からはウイスキー独自のピート香が「煙臭い」と敬遠され、受け入れられることはありませんでした。ブレンディングの研究が充分でなかったことも、庶民に受け入れられなかった要因の一つだといわれています。1930年(昭和5年)に廉価版ウイスキー「赤札」(のちのサントリーレッド)を発売しますが、これも売れ行きが悪くほどなく販売中止に追い込まれています。

そんな中、サントリーを去った竹鶴が在社中に樽詰めして熟成させていたウイスキーが12年目を迎えており、上級ウイスキー「サントリーウヰスキー12年」(のちの角瓶)として売り出すことになります。「サントリーウヰスキー12年」(のちの角瓶)は、竹鶴主導で草創期から貯蔵・蓄積された原酒をベースに、鳥井の企画のもと日本人好みの高級ウイスキーとして製造したウイスキーです。

銀座のバーなどで店主にテイスティングしてもらうなどしてブレンディングの研究を重ねました。当時、寿屋は倒産寸前の状態でしたが山崎蒸留所で熟成を迎えた原酒が会社を救うことになります。おりしも、日本は戦時体制に入ろうとしている時期。舶来のウイスキーが手に入らない中、「角瓶」の売上は好調に伸び続けました。

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角瓶のおいしい飲み方

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・ハイボール
角瓶をハイボールに飲むのは邪道だという意見もありますが、個人的にはハイボールが一番おいしい飲み方だと思います。

【作り方】
グラスにレモンかライムを搾り、氷を山盛りにします。
そこへ角瓶1:炭酸4の割合で注ぎ、マドラーでそっとステイします。

・水割り
ウイスキーの水割り黄金比というがあります。おいしい水割りを飲みたい場合は、ウイスキー1:水2~2.5が理想です。

【作り方】
グラスにクラッシュドアイスいれて冷やしておきます。
ウイスキーを適量注いでマドラーでしっかりかき混ぜます。
溶けた氷を足して、水をウイスキー1:水2~2.5の割合で注ぎます。
マドラーで軽く混ぜて完成です。

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