ウイスキーに飲み慣れてきたら、普段とは明らかに味わいの違う、力強いウイスキーを飲んでみませんか?
NAS(年数表示無し)の次に飲んでほしい年数表記のものや、歴史的に興味深いウイスキーなど、ワンランク上のウイスキーをご紹介します。
ウイスキーが好きになってきたら、一度試してほしい、飲んでおいてほしい、そんなウイスキーを選びました。
山梨の山奥、ひんやりとした森の空気に包まれた場所に白州蒸留所はあります。その白州で造られるシングルモルト
白州12年をぜひ飲んでみてください。
ほのかに新緑を感じさせる香りと、柑橘系の香りのバランスが絶妙。味は甘くなめらかで、爽快感があります。
ソーダ割やストレート、ロックなど様々な飲み方で試してほしいウイスキーです。NASの白州との飲み比べもぜひ試してください。
イチローといっても、決してメジャーリーガーのイチロー選手ではありません。秩父蒸留所を設立した肥土伊知郎(あくといちろう)の名前に由来しています。
2007年からWWAをはじめ、数々の受賞歴を持つこの
イチローズモルトは、ウイスキーに興味がある方なら、ぜひ一度飲んでほしいウイスキーです。
日本の小さな蒸留所でこだわって造られたウイスキーが、国際的な賞を独占する、そんな夢のような物語を実現したウイスキーでもあります。種類も豊富ですから、ぜひ色々と試してみてください。
最後に、アル・カポネの独房から発見された
テンプルトン・ライというウイスキーをご紹介します。悪名高いアル・カポネは、逮捕後も何とかしてこのウイスキーを飲もうと、あらゆる手を使ったといわれています。
そんな、暗黒街の帝王が惚れ込んだ
テンプルトン・ライは、原料の90%以上にライ麦を使用し、蒸溜にはポットスチルを使っています。生産量が少ないため、なかなか目にすることはできませんが、こだわり抜いた製法で造られた味わいを、ぜひ試してほしいものです。あなたも虜になってしまうかもしれませんよ。
ワンランク上の、ぜひ飲んでみてほしいウイスキーを4つ選んでみました。それぞれ味に違いがあるので、自分の好みのタイプをはっきりさせることにも役立つのではないでしょうか。バーや酒屋で見かけたら、ぜひ積極的に試してみてください。