おすすめアメリカンウイスキー『メーカーズマーク』

メーカーズマークといえば、なんといっても赤い封蝋が印象的。1784年、スコットランド-アイルランド系移民のロバートサミュエルズによってつくられたお酒です。 長い伝統を今も守り、ハンドメイドにこだわっています。今回は、少量生産のプレミアムウイスキーの魅力をご紹介します。

メーカーズマークは、原材料にライ麦ではなく冬小麦を利用しています。創業当時、蒸溜所の周辺で収穫されていた冬小麦を使用したことが由来です。

入手が容易だったという理由からではなく、多種の穀物で何百ものパンを焼いてベストな原材料を探し求めた結果、冬小麦にたどりついたのです。冬小麦の使用によりまろやかな厚みが生まれ、特有の甘くスムーズな味わいが実現しました。風味を残すためにアルコール度数は低めの60度で蒸溜、55度で樽詰めします。

1784年にケンタッキーに移住したスコットランド-アイルランド系移民のロバート・サミュエルズが、近所の住民のためにつくり始めたウイスキーが、「メーカーズ・マーク」。ラベル表記は「WHISKEY」ではなく、「WHISKY」。Eがないのはサミュエルズ家の出自に基づくものです。

伝統を引き継ぎ、今なお全ての作業を手作業で行っています。蒸溜所は非常に小規模で生産量も少ないのが特徴。シンボル的な赤い封蝋も、1本1本手作業で封蝋しており、ラベルも蒸溜所の古い印刷機で印刷しています。なお、「メーカーズ・マーク」の蒸溜所は国定史跡にも指定されています。

「メーカーズ・マーク」とうブランド名はメーカーのマーク、つまり「製造者の刻印」が由来となっています。「メーカーズ・マーク」のボトルネックの下に刻印されているのはS、ローマ数字、星印です。

Sはサミュエルズ家の頭文字、ローマ数字の4はT.W.サミュエルズから数えて4代目、星印は蒸溜所があるスター・ヒル・ファームという意味。なお、スター・ヒル・ファームにあるメーカーズマークの蒸溜所は、ヴィクトリア様式の工場を併設し、ケンタッキー州の中で最も小さく美しい蒸溜所と呼ばれています。

「メーカーズ・マーク」独特のまろやかで厚みのあるコクを味わうには、オンザロックスがおすすめです。オールドファッションドグラス（ロックグラス）に大きめの溶けにくい氷を入れ、「メーカーズ・マーク」を適量注ぎ、軽く1回ステアします。

氷は家庭用冷蔵庫の氷を使用するとすぐに溶けてしまうので、市販のロックアイスを使うのがおすすめです。できればバーで出されているような丸氷がベストでしょう。家で丸氷を作る道具もあるので、余裕があればそちらを試してみるのも良いかもしれません。

小栗旬さんが出演するサントリーのクラフトバーボン「メーカーズ・マーク」の新CMが3月13日からオンエアされています。

海外に引っ越してきた妹のアパートの一室にて、引越しを手伝う小栗さん。引越し作業中にふと目に入った 「メーカーズ・マーク」を手に取り、「どうなってんだこれ！？」と赤い封蝋に興味を示します。勝手に妹の「メーカーズ・マーク」を開け怒られながらも、仲睦まじく一緒に「メーカーズ・マーク」を飲むシーンも見どころです。

世界中に多くの愛好家をもち赤い封蝋でおなじみのバーボンウイスキー「メーカーズマーク」。

「メーカーズマーク46」の製法をもとに数ある組み合わせの中から試行錯誤して10種類のインナーステイブを決定、後熟を施しました。

こうして 生まれた唯一無二のメーカーズマークが「メーカーズマーク プライベートセレクト」まさに『スパイシーさに焦点を当てた大人のメーカズマーク』です。

なにごとも効率化が進む現代において、「メーカーズ・マーク」のようなハンドメイドによる少量生産製法のウイスキーが存在するのは、奇跡的ともいえますね。ぜひ一度、生産者の心の込もった一杯をおたのしみください。