アメリカンウイスキー『アーリータイムズ』はミントジュレップがおすすめ

アメリカンウイスキー『アーリータイムズ』はミントジュレップがおすすめ

アーリータイムズは日本でもよく見かけるバーボンのひとつで、親しみやすいウイスキーです。
今回はそんなアーリータイムズの成り立ちや特徴をご紹介します。 2017年12月10日作成

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アーリータイムズは日本でもよく見かけるバーボンのひとつで、親しみやすいウイスキーです。
今回はそんなアーリータイムズの成り立ちや特徴をご紹介します。 2017年12月10日作成

アーリータイムズはバーボンの代名詞的存在。開拓時代から歴史を刻み、今もなお世界中にファンをもつ正統派のバーボンです。

アーリータイムズの主な特徴

出典:https//goo.gl

スコッチは一般的に仕込み水に軟水を使用しますが、アーリータイムズなどのバーボンウイスキーは、石灰岩の泉から湧き出るライムストーン・ウォーターと呼ばれるアルカリ性の硬水を使用します。 さらに、自家製の酵母を使用して発酵させ蒸溜し、最後に自社製の樽で熟成を行います。熟成庫には最新の技術が導入され、最適な温度や湿度に調節されています。古いしきたりを守るだけではなく、最新技術もきちんと取り入れていく。まさにアーリータイムズをロングセラーにしたフロンティアスピリッツそのものですね。

アーリータイムズの歴史

アーリータイムズの創業は1860年、第16代大統領にリンカーンが選出された年であり、そして南北戦争開戦の前年です。 アーリータイムズの誕生には、フロンティアスピリッツと南部開拓によってトウモロコシの栽培技術が進歩したことも大きく影響しています。禁酒法時代も、アーリータイムズは薬用ウイスキーと認められ、広く流通していました。 1923年にはそこに目を付けたケンタッキー州ルイヴィルのブラウン・マーシュ社に買収されますが、伝統的な製造法は変わりませんでした。ただし、1970年代には人々がマイルドなバーボンを求め始めていることを察知し、いち早く従来43度だったアルコール度数を40度に変更しています。

アーリータイムズの知識

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ケンタッキー州のアーリータイムズ村で創業したことが名前の由来ですが、アーリータイムズにはもともと「開拓者」や「開拓時代」という意味があり、南部の人々のフロンティアスピリッツへの思いも込められています。 また、アーリータイムズといえばイエローラベルが印象的ですが、日本限定品としてマスターディスティラーによって開発されたブラウンラベルも展開しています。

おすすめの飲み方・シチュエーション

アーリータイムズの飲み方として有名なカクテルは、ミントジュレップ。ミントの香りが爽やかな南部生まれのカクテルです。 作り方は、まずタンブラーにソーダ(または水)を30ml、砂糖を少しとミントの葉を入れます。次に、砂糖を溶かしながらミントをつぶします。それからクラッシュド・アイスをグラスに詰め、アーリータイムズを注ぎます。グラス表面が冷たくなって水滴がつくまでステアし、ミントの葉を飾ります。 アーリータイムズを使ったミントジュレップは、毎年5月に開催されるケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクになっており、開催時は10万杯も飲まれるのだとか。もはや国民的カクテルといっても過言ではありません。
アーリータイムズは、古き良き時代のアメリカを思わせるバーボンウイスキーです。まさに、ケンタッキーの開拓者たちのフロンティアスピリッツを今に伝える1本といえるでしょう。
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