ここではクラフトバーボン(アメリカウイスキー)の歴史と製法の特徴、更にはブッカーズをおいしくいただく方法について紹介をします。
アメリカンウイスキーの歴史とクラフトバーボンの復活
クラフトバーボンはアメリカンウイスキーの頂点に君臨するウイスキーとして知られています。クラフトバーボンはしっかりと吟味して選ばれた材料を用いて製造方法も作り手の意思が強く反映したバーボンの事を指しています。また、生産量が限定されていますので、希少価値も兼ね備えたバーボンです。
クラフトバーボンの概念を生み出したのは、ジムビームに関係しているビーム家の6代目であるブッカーノウによるものです。200年以上の間アメリカのウイスキー業界を牽引してきたビーム家の持つ伝統の製法がそれを可能にしました。もちろん伝統の製法はとても重要なものではありましたが、彼がイメージしたものはこれまでのウイスキーにはない革命的な思想を持ったものを生み出すことにありました。そのようなチャレンジング精神によって生まれてきたのが、クラフトバーボンです。
クラフトバーボンの特長
アメリカケンタッキー州の気候の特徴は四季における寒暖の差が激しいことにあります。夏は30度以上になりますし、冬は零下となります。特に夏場は原酒を樽に保存することが非常に難しいものになります。そのためにケンタッキー州では180Lサイズの小型の樽を貯蔵用に用いています。バーボンの貯蔵にはオーク材のパワーが充満している新しい物だけを用いています。また、内部を焼くことによってオーク材の成分が原酒に染み出ること可能にしてくれます。独特のバニラの匂いを持った原酒がそこから生まれてくることになります。
このような製法よって生み出されることになったのがクラフトバーボンで、従来のスコッチやジャパニーズとは異なり10年以上の年月を必要とせずに短期間で熟成させることが可能になります。小さな樽を使っていることがそれを可能にしてくれています。クラフトバーボンの味を高めるために常に樽の状態を良好なものにするためのチェックが厳しく行われています。
更には、クラフトバーボンの製法は門外不出でビーム家だけのものとなっています。わかっていることは珠玉の味を作り出すために最良の素材が使われているということです。その製法は変わることなくビーム家に伝えられています。それが変わらぬクラフトバーボンの味の秘密になっています。
来客たちのリクエストで世に出た「ブッカーズ」
出典:http//bit.ly
フルーティかつほろ苦い味わいは、ロックや水割りがおすすめ
実はプレミアなバーボン
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