ウイスキーは蒸留酒でアルコール度数が高いことでも有名です。
ウイスキーの原材料や熟成期間で味に深みが出るだけでなく、濃度も増すことでより一層の度数になってしまいます。
比較的高いと言われるウイスキー度数など世界5大ウイスキーを比較してみましょう。
1.ジャパニーズウイスキー
日本のウイスキーは、スコットランドから伝わったものです。
蒸留方法などの技法もスコットランドから学び、同じような四季のある日本で産声をあげました。
ジャパニーズウイスキーは技術だけでなく、味や香りも高品質ですので、ウイスキーの世界的なコンテストでも何度も1位を獲得しています。
ジャパニーズウイスキーの特徴としては、芳醇な香りとともに熟成期間を長くすることで味わい深くなります。
●原材料や樽によって種類が豊富なジャパニーズウイスキー
「モルト・ウイスキー」
大麦麦芽だけを使用することで香も豊かになります。
単式蒸留器で熟成し、ピートの香りが男性的な飲み物として知れ渡っています。
また、シングルモルトならば瓶詰も樽から直接行いますのでアルコール度数も比較的高くなります。
「グレーン・ウイスキー」
トウモロコシとライ麦などの穀類が主原料となっています。
連続式蒸留器を用いることでアルコール濃度が高められますので、度数も高くなっています。
「ブレンディッドウイスキー」
モルトウイスキーとグレーンウイスキーの原酒が混ざることで色々な味わいを感じることができるのがこのウイスキーの特徴とも言えるでしょう。
2.アメリカンウイスキー
アルコールに強くない人でも、はじめてのウイスキーはバーボンウイスキーだという方が多いでしょう。
主原料がトウモロコシであることから、香ばしくて甘い香りや味が比較的若い人たちにも受け入れられやすいのかもしれません。
それほどアルコール度数が高い訳ではありませんが、コーラと割ってコークハイにする方もいれば、ストレートで飲む方やハイボールにする方もいてどんな飲み方でも受け入れてくれるのがアメリカンウイスキーのよい点でしょう。
●熟成方法が他国と違う
必ず、新しい樽を用いて熟成するのがアメリカンウイスキーの特徴とも言えるでしょう。
トウモロコシの焼いたような香ばしい香りとバニラのような甘みが独特の味です。
3.カナディアンウイスキー
その昔は、ライ麦で作られていましたが19世紀の後半にはトウモロコシも加わって連続式蒸留機が使われるようになりました。
軽い口当たりでアルコール度数もそれほど高くないことから、日本人にも好まれていますし、日本食にもピッタリあうと評判です。
またライ麦が主原料のウイスキーでは、ストレートで飲むことのほかにもハイボールなどにもマッチしますのでシェリー樽のよい香りも味わうことができるでしょう。
4.アイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーは最近人気が上昇してきた注目株です。
独特な製法でもあるシングルポットスチルウイスキーなどは未発芽の大麦が使用されることで穀物のオイリーで味わい深いと言われています。
また、単式蒸留を3回行うことで、アルコール度数も低く、ピートが使用されていないことで飲みやすくてライトな味です。
5.スコッチウイスキー
スコットランド生まれのスコッチウイスキーは、世界のウイスキーのおよそ70%が生産されています。
また、スコッチウイスキー規制という法案もあることで国をあげてこのウイスキーを守る体制が凄いと言えます。
規制内容も糖化・発酵・蒸留・熟成まで製作工程は、スコットランド内で行うものだけがスコッチウイスキーと言われるのです。
そして、原材料の大麦麦芽は乾燥する工程において、ピート(泥炭)を使い燻されたような独特の香りが生まれます。
基本的には、世界で販売されているウイスキーには原酒に加水することで高くても46度ほどの度数に調整されていると言われています。
ただし、直接瓶詰するシングルモルトなどでは高くなりますし、60度などのウイスキーも売られていますので男同士でゆっくり飲むのがおすすめです。
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