よく聞く「シングルモルト」っていったい何のこと？

ウイスキーを探す時やバーでウイスキーを注文する時など、「シングルモルトって何だろう？」と考えたことありませんか。

ウイスキー初心者の方であれば疑問に思うことです。ここでは、シングルモルトの特徴や、おすすめのものを紹介します。

シングルモルトウイスキーとは、「麦芽原料を使い1つの蒸留所で蒸留した原酒のみを使ってできたウイスキー」のことを指します。そもそも「モルト」とは原料である麦芽のことを表しており、麦芽のみを使用したウイスキーのことを「モルトウイスキー」とも呼びます。

シングルモルトウイスキーの特徴は、蒸留所のある場所によって味わいや香りが違い、個性がはっきりしていることです。シングルモルトウイスキーは、大麦麦芽のみを泥炭を使い燻煙乾燥をしたあとに、2〜3回程単式の蒸留器を用いて蒸留します。

その後、樽で3年以上熟成をして製造しています。このことから、その土地の風土の影響を大きく受けるんですね。

ブレンデッドウイスキーは、ブレンドして製造されたウイスキーです。数種類のモルトウイスキーとグレーンウイスキーの原酒を混ぜ合わせ（ヴァッティング）しています。ブレンデッドウイスキーは、国内で最も流通しているとも言われています。

シングルモルトウイスキーは個性がはっきりとしが風味を楽しめますが、ブレンデッドウイスキーは調和の取れた風味を楽しめます。

そのため、ウイスキーをあまり飲んだことがない人は、シングルモルトウイスキーよりブレンデッドウイスキーの方が飲みやすい傾向があります。反対に、ウイスキー通になるとシングルモルトウイスキーを好む傾向があります。

シングルモルトは蒸留所の個性がはっきりと表れるため、好き嫌いが分かれることが多いです。

比較的飲みやすいブレンデッドウイスキーとは違い個性的ですが、ハマってしまう人は少なくありません。ぜひ、一度シングルモルトを飲んでみてください。