ウイスキー好きな人であれば、ウイスキー検定を知っている人も少なくないかもしれません。自分の楽しみとしても、ウイスキーの知識を有することを客観的に示すものさしとしても役立つウイスキー検定。ここでは、そんなウイスキー検定の難易度や詳細などについてご紹介します。
ウイスキー好きなら知ってて当然?ウイスキー検定!!
ウイスキーにも検定あるということはご存じですか?ウイスキー好きなら知っておきたい情報が満載で、ウイスキーを語るにはぜひ持っておきたい資格です。
ウイスキー検定とは
一般社団法人ウイスキー検定実行委員会が主催する、ウイスキーを知り、もっと楽しむための知識を問う検定です。国内のウイスキーだけでなく、世界のウイスキーを対象として、原料や製法、飲み方、歴史など、ウイスキーに関する幅広い知識が必要になります。ニッカウヰスキー創業者をモデルとした、2013年のNHK連続テレビ小説マッサンの放送が決まったことがきっかけで、ウイスキー検定のプロジェクトがスタートしました。
ウイスキー検定は、ウイスキー文化研究所が行うウイスキーコニサー資格認定制度とは異なる内容です。広く一般の人を対象とした検定で、ウイスキー初心者でも気軽に受けられる内容になっています。
合格者特典
ウイスキー検定に合格すると「合格認定証」がもらえます。さらには、ニューズレター「WHISKY LIFE」を年数回受け取ることができます。合格者有料特典もあり、合格認定番号入りの「合格認定カード」や、好きなウイスキーの銘柄を入れられる「合格認定名刺」、小ぶりで可愛い「合格認定バッジ」などがあります。
ほかにも、ウイスキー検定エンブレムが入った「オリジナルテイスティンググラス」、「蒸留所見学ツアー」「オリジナルボトル」などのオリジナルアイテムやサービスも豊富で、ウイスキー検定合格者限定の得点とあって人気です。
難易度はどのくらいなの?
試験内容
マークシート形式で3級〜1級、SM級まであり、試験時間はいずれも60分です。3級は公式テキストからスコッチを中心に出題されるため、ウイスキーの基礎知識を持つ人を対象としています。2級は公式テキストからウイスキーの文化や製法、歴史などについて出題され、ウイスキー通を目指している人向けの中級レベルです。1級はウイスキーの文化や製法、歴史について深い問題が出題される上級レベルで、2級合格者のみが受験できます。
SM級はシングルモルトウイスキーの文化や歴史、製法について、公式テキストと参考図書から出題される上級レベルです。ウイスキー初心者の場合は3級、通を目指す場合は1級やSM級などを取得したいところですね。
合格率
主催団体が発表している2014年に実施された第1回ウイスキー検定の合格率は、3級が90.2%(1291名中1164名合格)、2級が45.5%(1379名中628名合格)です。3級までは初心者の方でも気軽に受験できますが、2級以降一気に合格率が低下し難易度が高くなります。
合格基準
3級:100門中60問以上 2級:100門中70問以上 1級:100門中80問以上 SM級:100問中65問以上(4段階認定)
受験料
3級:4000円 2級:5000円 1級:6000円 SM級:6000円1級を受ける場合、飲みに行くのを2回我慢すれば捻出できそうな金額ですね。
ウイスキー検定は、ウイスキーの製法や歴史、原料、飲み方などについて問われる検定で、ウイスキーをより楽しんでもらう目的で作られました。ウイスキー初心者でも楽しみながら勉強できる内容となっているので、ウイスキー好きにはおすすめの資格です。
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