ウイスキーの本場、スコットランドでウイスキーづくりを学んだニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝。「ジャパニーズ・ウイスキーの父」と名高い彼が、自身の名をそのまま付けたピュアモルトウイスキーで、商品名からもニッカウヰスキーの自信と誇りが伺えます。モルト同士をブレンドするヴァッティングという手法による独自の味わいが特長。個性的で重厚なピュアモルトと、ライトな味わいのブレンデッドの両極の魅力を見事に調和させていて、エイジングが進むにつれて深みが増す仕上がりになっています。
竹鶴の最大の特徴、それはシングルモルトではなく、ピュアモルトであること。北海道余市蒸溜所の余市モルト、宮城峡蒸溜所の宮城峡モルトをブレンドしています。ヴァッティングと呼ばれる製造により、力強い余市モルトと繊細な宮城峡モルトのハーモニーが実現したのです。ラインナップは、
竹鶴ピュアモルト、
17年、
21年、
25年。
竹鶴ピュアモルトという同じブランドでも、酒齢によってそれぞれ異なった明確な個性を持つのが特徴です。スタンダードな
竹鶴ピュアモルトは、やわらかなモルトの香りとライムのようなすっきりとした味わい。17年は、麦芽由来のコクと円熟したまろやかな旨味が魅力。シリーズ最高傑作との呼び声も高い21年は、南国の果実を思わせる豊かで華やかな熟成した香りが楽しめます。
竹鶴の発売は2000年。竹鶴政孝の「余市とは異なるモルト原酒を合わせて、さらに芳醇なウイスキーをつくる」という夢が実現し、商品化されました。2006年に英国の世界的酒類コンペティションであるISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で
竹鶴21年ピュアモルトが金賞を受賞。それ以降も国際的な品評会で受賞を重ねており、2016年のISCでも竹鶴ピュアモルトが金賞を受賞しています。また、英国のウイスキー専門誌「ウイスキーマガジン」のテイスティング大会WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)では、
竹鶴17年が2014年と2015年にワールドベストブレンデッドモルトを受賞しています。