1824年、ジョージ・スミスが密造酒としてのウイスキーの歴史に終止符を打ちました。
「ザ・グレンリベット」蒸留所の誕生です。周りの密造者は彼を裏切り者扱いし、大きな苦難を背負いましたが、優れたウイスキー職人であったジョージは徐々にそのウイスキーを世間に浸透させ、19世紀半ばにはその名声は確固たるものになりました。彼の物語はそれだけでは終わりません。
一難去ってまた一難、
「ザ・グレンリベット」の名前にあやかろうとする他のウイスキー業者など、
「ザ・グレンリベット」を名乗る蒸留所がいくつも現れたのです。スミス家は、自らの名声や誇りを守るために訴訟を起こし、1884年に念願の勝訴を勝ち取りました。それ以来、単独で
「ザ・グレンリベット」を名乗って良いことになったのは、定冠詞Theをつけ、他と区別することを許された
「ザ・グレンリベット」のみとなったのです。
密造酒時代に終止符を打ち、新たな時代を築き上げていくことは並大抵のことではありませんでした。当時の密造者たちが、ジョージが自由に蒸留を行え、自分たちが自由に行えない状況を快く思うはずがありません。怒りの矛先はジョージ自身に向かい、ジョージには幾度となく危険が迫りましたが、彼は決して密造者たちに屈することはありませんでした。土地の有力貴族であったレアードから貰った拳銃を常に所持し、自己防衛の為に実際に何度も発砲したことが伝えられています。
そのため、現在も
「ザ・グレンリベット」蒸留所のビジターセンターには、ジョージ・スミス本人が実際に使用したとされる2丁の拳銃が飾られていいます。このような、厳しく過酷な時代の変遷を経て、現在の
「ザ・グレンリベット」があるのです。
おすすめの飲み方は、ストレートです。ロックもとても美味しく飲め、決して悪くはないのですが、この
「ザ・グレンリベット」は、一度はストレートで味わってほしいウイスキーです。風味、味わい共に非常にバランスが良く、甘みを引き立たせているので、初心者にもおすすめしやすいです。アルコール臭の強さは他のウイスキー同様にありますが、気にならない方だと思います。そのため、ストレートに挑戦する際に適したシングルモルトとも言えます。
おすすめの飲み方は、ストレートです。ロックもとても美味しく飲め、決して悪くはないのですが、この「ザ・グレンリベット」は、一度はストレートで味わってほしいウイスキーです。風味、味わい共に非常にバランスが良く、甘みを引き立たせているので、初心者にもおすすめしやすいです。アルコール臭の強さは他のウイスキー同様にありますが、気にならない方だと思います。そのため、ストレートに挑戦する際に適したシングルモルトとも言えます。
もちろん、ソーダ割や、水割りでもその美味しさは損なわれることはありません。ただ、スコッチを代表するウイスキーなので、ストレートで挑戦できそうな方は、ぜひ試してみてください。