スコッチウイスキー『ザ・グレンリベット』の特徴、歴史、おすすめの飲み方など

スコッチウイスキー『ザ・グレンリベット』の特徴、歴史、おすすめの飲み方など

爽やかで程良く甘みもあり、バランスが良いスコッチウイスキー「ザ・グレンリベッド」。今回は、多くの人に愛される味の特徴や歴史などについて解説していきます。 2017年12月03日作成

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爽やかで程良く甘みもあり、バランスが良いスコッチウイスキー「ザ・グレンリベッド」。今回は、多くの人に愛される味の特徴や歴史などについて解説していきます。 2017年12月03日作成

ウイスキーの歴史の転換期において、最も重要な役割を担ったのはこのウイスキーかもしれません。「ザ・グレンリベット」は、大規模な密造酒の生産地であったスペイサイドの地で、初めての政府公認の蒸留所として1824年に再出発を果たしました。この蒸留所が全てのウイスキーの先頭に立って、現在のスコッチへと繋がる道を切り開いたのです。

ザ・グレンリベットの主な特徴

出典:https//goo.gl

「ザ・グレンリベット」は、香り味わい共に非常に魅力的でファンの多いウイスキーです。一口飲むと、かすかな柑橘系の香りと蜂蜜やバニラのような甘い香りが複雑に混じり合います。味わいは、まず甘さが感じられますが、決してくどさは無く、なめらかで非常にバランスが良いです。スコッチを代表するウイスキーであり、初心者からマニアまで惹きつける魅力に溢れています。

ザ・グレンリベットの歴史

1824年、ジョージ・スミスが密造酒としてのウイスキーの歴史に終止符を打ちました。「ザ・グレンリベット」蒸留所の誕生です。周りの密造者は彼を裏切り者扱いし、大きな苦難を背負いましたが、優れたウイスキー職人であったジョージは徐々にそのウイスキーを世間に浸透させ、19世紀半ばにはその名声は確固たるものになりました。彼の物語はそれだけでは終わりません。 一難去ってまた一難、「ザ・グレンリベット」の名前にあやかろうとする他のウイスキー業者など、「ザ・グレンリベット」を名乗る蒸留所がいくつも現れたのです。スミス家は、自らの名声や誇りを守るために訴訟を起こし、1884年に念願の勝訴を勝ち取りました。それ以来、単独で「ザ・グレンリベット」を名乗って良いことになったのは、定冠詞Theをつけ、他と区別することを許された「ザ・グレンリベット」のみとなったのです。

ザ・グレンリベットの知識

出典:https//goo.gl

密造酒時代に終止符を打ち、新たな時代を築き上げていくことは並大抵のことではありませんでした。当時の密造者たちが、ジョージが自由に蒸留を行え、自分たちが自由に行えない状況を快く思うはずがありません。怒りの矛先はジョージ自身に向かい、ジョージには幾度となく危険が迫りましたが、彼は決して密造者たちに屈することはありませんでした。土地の有力貴族であったレアードから貰った拳銃を常に所持し、自己防衛の為に実際に何度も発砲したことが伝えられています。 そのため、現在も「ザ・グレンリベット」蒸留所のビジターセンターには、ジョージ・スミス本人が実際に使用したとされる2丁の拳銃が飾られていいます。このような、厳しく過酷な時代の変遷を経て、現在の「ザ・グレンリベット」があるのです。

おすすめの飲み方・シチュエーション

おすすめの飲み方は、ストレートです。ロックもとても美味しく飲め、決して悪くはないのですが、この「ザ・グレンリベット」は、一度はストレートで味わってほしいウイスキーです。風味、味わい共に非常にバランスが良く、甘みを引き立たせているので、初心者にもおすすめしやすいです。アルコール臭の強さは他のウイスキー同様にありますが、気にならない方だと思います。そのため、ストレートに挑戦する際に適したシングルモルトとも言えます。

おすすめの飲み方は、ストレートです。ロックもとても美味しく飲め、決して悪くはないのですが、この「ザ・グレンリベット」は、一度はストレートで味わってほしいウイスキーです。風味、味わい共に非常にバランスが良く、甘みを引き立たせているので、初心者にもおすすめしやすいです。アルコール臭の強さは他のウイスキー同様にありますが、気にならない方だと思います。そのため、ストレートに挑戦する際に適したシングルモルトとも言えます。

もちろん、ソーダ割や、水割りでもその美味しさは損なわれることはありません。ただ、スコッチを代表するウイスキーなので、ストレートで挑戦できそうな方は、ぜひ試してみてください。

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