世界で最も売れているスコッチのブレンデッドウイスキーであり、日本でも多くのファンをもつ「ジョニーウォーカー」。
ブラックラベルは、通称「ジョニ黒」と呼ばれ、昔から根強い人気です。ウイスキーのランクを色で分けていることでも知られており、ゴールドやプラチナムなど、多様なラベルを展開しています。
ジョニーウォーカーの主な特徴
ボトルの形が独特のジョニーウォーカー。輸送に適した四角いボトルに貼られた斜めのラベルが特徴的です。ラベル中央には帽子にジャケット、ブーツ姿のステッキを持った紳士が悠々と闊歩しています。シリーズを代表するブラックラベルは、穏やかでコクのある香りと、ピリッとしたスモーキーな香りが混ざりあっています。
味わいは飲みやすいライトな口当たりですが、香りと同様、スモーキーさがスパイスになっていてバランスの良さを感じさせます。まさに、ブレンデッドウイスキーの代表格といえる一本でしょう。
ジョニーウォーカーの歴史
創業者のジョン・ウォーカーが事業を開始したのは、1820年。父親の亡き後、キルマーノックで雑貨店を始めました。ジョニーウォーカーの前身です。ブレンデッドウイスキーの生みの親とされるアンドリュー・アッシャーとほぼ同時期に、ブレンデッドウイスキーを思いついたとされています。
ジョンが考案したウイスキーは、後のジョニ黒へとつながっていきます。息子、孫の世代を経て大きく成長し、スペイサイドのカードゥ蒸留所を買収後、1909年に「創業1820年―力強く歩み続ける」というスローガンを商標登録しました。このとき同時に誕生したキャラクターが、ボトルに記載されている英国紳士です。
彼はその後「ジョニーウォーカー」の増産や輸出に伴なう形で、世界中を闊歩して回ることになります。
ジョニーウォーカーの知識
色によってランクが分けられている「ジョニーウォーカー」は、世界一売れているスコッチです。「ジョニ黒」は飲んだことがある、飲み慣れている、という人におすすめなのが、「ジョニーウォーカー グリーンラベル15年」。
最低でも15年以上熟成されたモルト原酒を原料にしており、スカイ島の「タリスカー」、アイラ島の「カリラ」、スペイサイドの「クラガンモア」と「リンクウッド」をキーモルトにしています。
一口でそれぞれの蒸溜所の長所を堪能できる、シングルモルトとブレンデッドの良さがうまく融合されたブレンデッドモルトウイスキーです。
おすすめの飲み方・シチュエーション
ジョニーウォーカーのおすすめの飲み方は、ラベルの色によって異なります。例えばブルーラベルは、ストレートがおすすめ。比較的安価なレッドラベルならば、水割りやソーダ割がおすすめです。
ブラックラベルは非常にバランスがいいため、ロックで飲んでも、水割りやソーダ割にしても美味しく飲むことができるオールラウンダーといえます。
また、グリーンラベルとブラックラベルの飲み比べもぜひお試しください。友達や恋人と一緒に飲むことで、その違いをより鮮明に感じられるかもしれませんね。
世界で最も売れているスコッチ「ジョニーウォーカー」をご紹介しました。広く知られているジョニ黒から、ブレンデッドの最高峰とされるブルーラベルまで、さまざまなタイプのウイスキーを販売していることでも知られています。
ぜひ、「ジョニーウォーカー」シリーズの中から、お気に入りの1本を探してみてください。
- ウイスキー銘柄 - スコッチウイスキー
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