北海の小島で作られ守られ続けているモルトウィスキー「スキャパ」

北海の小島で作られ守られ続けているモルトウィスキー「スキャパ」

スキャパはスコットランドウイスキーの中でも独特の立ち位置を持っています。高級感漂う味わいを楽しめるということで多くの人に愛されています。 2018年04月25日作成

  • ウイスキー銘柄 - スコッチウイスキーウイスキー銘柄 - スコッチウイスキー
  • VIEW:879

スキャパはスコットランドウイスキーの中でも独特の立ち位置を持っています。高級感漂う味わいを楽しめるということで多くの人に愛されています。 2018年04月25日作成

このサイトではスキャパの魅力とその味わいの楽しみ方について紹介をします。人気のウイスキーですので、外国に行かなくても国内で買い求めることも可能です。

スコットランドウイスキーの中でも異色の存在、「スキャパ」

スキャパはスコットランドウィスキーの中でも異色の存在として知られています。その理由はノンピーテッド麦芽を使っている点にあります。スキャパの蒸溜所では、英国本島からノン・ピーテッドの麦芽を入荷する体制です。蒸留所には30トンの容量を負った麦芽ホッパーが4基作られていますので、週8回行われることになっている2.9トン相当のマッシュ作業に十分な貯蔵量といえます。

時間をかけて発酵し、時間をかけて蒸溜する

英国本国から取り寄せた純度の高いノンピーテッドを原料にして、マッシュ作業は蒸留所から西へ2マイルの地点にあるオークイルの水を用いて行われています。オークイルの水の特徴は硬水であるということです。スコットランドではほとんどの水が軟水なので、スキャパは独特の味わいをもつようになります。また、蒸留所では伝統的な手法が今も受け継がれています。 発酵を行うルームでは、マッシュ作業によって作られた麦汁をすべて貯蔵できるようになっています。麦汁は乾燥アンカー・イーストと混ぜられて撹拌されます。100時間以上の発酵時間が費やされていきます。冷却容器は使われていませんので、15度の設定温度で全ての作業が行われます。 6時間半かけて、新品の皮とパイナップルの香りがするライトなニューポットが造り出されていきます。一方で蒸気も凝縮して液化されます。凝縮の際の冷却水としてはリングロ・バーンの小川の水が用いられています。

海風吹く貯蔵庫の中で、バーボン樽は熟成を待つ

原酒は選りすぐられたバーボン樽に詰められて、スキャパの蒸留所の敷地内に位置している海のそばの貯蔵庫で熟成されていきます。貯蔵庫が海に近いために、倉庫内には海水のかすかな香りが充満しています。その影響のためかほのかな塩味をスキャパは持っています。この塩味によってドライな後味を楽しめるようになります。 受精された原酒はキースやバートンへと出荷されて、瓶詰めされます。ほとんどがシングルモルトウィスキーの原酒として使われますが、一部、ザ・スコッチと言われているバランタインの原酒としても使われています。

スキャパSUKIRENの名にふさわしい「光り輝く」色合いと爽やかさ

バイキング語では「SUKIREN」は「光り輝く空」を意味しています。スキャパは同様に輝くような黄金色をしています。光に満ちた色合いを楽しめるようになっています。また、洋ナシやパイナップルやトロピカルフルーツをイメージさせてくれる香りを楽しませてくれます。更にはメロンのようなさわやかさとバニラのような甘さも兼ね備えています。威厳と美しさを兼ね備えたボトルデザインもスキャパの魅力を高めてくれています。

甘い香りと風味を味わいたい。おすすめはハイボールとオン・ザ・ロック

スキャパの飲み方としては、ハイボールとオン・ザ・ロックがお勧めです。ソーダでスキャパを割ることによって、スキャパの持つ深い甘さとソーダの炭酸がさわやかに融合して口の中に充満してくれます。オン・ザ・ロックの場合には氷がだんだんと溶けていきますので、じっくりと時間をかけてスキャパを味わうことによってさまざまな味わいを楽しむことができるようになります。少し大きめの氷を使うのがポイントです。 優雅な時間を楽しみながら自分なりの方法でスキャパの味を楽しむこともできます。ハイボールとオン・ザ・ロックと言ってもバリエーションが考えられますので、ちょっと工夫をしてみて、新しいスキャパの魅力を発見してみてもいいでしょう。スキャパは外国製ではありますが、日本国内においてもその人気のために通販によって購入することが可能になっています。
  • ウイスキー銘柄 - スコッチウイスキーウイスキー銘柄 - スコッチウイスキー
  • VIEW:879