アイリッシュウイスキー『ブッシュミルズ』とは?その歴史は400年以上!

アイリッシュウイスキー『ブッシュミルズ』とは?その歴史は400年以上!

アイルランド現役最古の蒸留所でつくられる「ブッシュミルズ」。
多彩な熟成樽を使うことで香りとコクのある甘みを実現。400年の歴史が息づくウイスキーです。 2017年12月11日作成

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アイルランド現役最古の蒸留所でつくられる「ブッシュミルズ」。
多彩な熟成樽を使うことで香りとコクのある甘みを実現。400年の歴史が息づくウイスキーです。 2017年12月11日作成

ブッシュミルズは、アイルランド現役最古の蒸溜所でつくられています。ノンピーテッドのモルトを使用し、3回蒸溜を行うアイリッシュウイスキー伝統の手法により生み出されるフルーティーな味わいには、400年の歴史が息づいています。

ブッシュミルズの主な特徴

出典:https//goo.gl

ブッシュミルズは、ノンピーテッド(ピートで焚かない)製法で3回蒸溜するアイリッシュウイスキーの伝統製法によってつくられています。 バーボン樽やシェリー樽、ポートワイン樽など多彩な熟成樽を使用しており、フルーティな香りとコクのある甘み、豊穣な余韻が楽しめます。まろやかで柔らかく、アルコール度数の高さを感じさせない風味も特長です。 ラインアップは、ブレンデッドの「ブッシュミルズ」「ブラックブッシュ」、シングルモルトの「モルト10年」「モルト16年」です。

ブッシュミルズの歴史

ブッシュミルズ蒸溜所は現存する最古の蒸溜所といわれています。ラベルに「1608」の文字が記されていることから、創業が1608年といわれていますが、これは、イングランド王ジェームズ1世から正式に蒸溜免許を受けた年で、実際の創業年ではありません。蒸留免許をいち早くとれたのは、この場所が宣教師の聖パトリックと縁深い土地だったからだそうです。 ブッシュミルズ社となったのは1784年で、現在の蒸留所が生まれたのは1885年。この頃からスコッチ風の麦芽100%モルトウイスキーをつくるようになりました。実は、1987年にクーリー蒸留所ができるまでは、アイルランドで唯一販売されていたシングルモルトウイスキーだったのです。

ブッシュミルズの知識

ブッシュミルズはイギリス領の北アイルランドにあり、アイルランド共和国側の国民感情もあって、ジェムソンやタラモアデューに後れをとる業績でした。 しかし、2005年に経営権が業界1位のディアジオ社に変わり、大胆なテコ入れが行われた結果、現在はジェムソンやタラモアデューに迫る勢いで販売を拡大していっています。

おすすめの飲み方・シチュエーション

白いラベルの通称「ホワイトブッシュ」は、穏やかでライトな味わい。とても飲みやすいのが特徴で、ストレートよりも水割りやハイボールがおすすめです。 一方、黒いラベルの通称「ブラックブッシュ」は、フルーティな熟成香が楽しめるので、ぜひストレートかオンザロックスでお楽しみください。 「ブラックブッシュ」のオンザロックスやホワイトブッシュのハイボールには、ちょっと意外ですがさば味噌缶を使ったレシピが合います。小さめの耐熱皿に缶詰の中身を入れ、缶汁と赤ワインを少量ずつ入れます。その上に溶けるチーズをまんべんなくのせ、オーブントースターでチーズがとろっとなるまで焼きます。焼き上がったら軽くドライパセリをかけて完成です。切ったバゲットにのせて食べても美味しいですよ。
「シングルモルトはスモーキーさがちょっと……」という方でも、「ブラックブッシュ」のシングルモルトならきっと大丈夫。 普段は日本のウイスキーばかり飲んでいるという方でも、すっと受け入れられるのではないでしょうか。 ウイスキーによって、バーボン樽メイン(ブッシュミルズ・モルト10年)を使用していたり、シェリー樽メイン(ブラック・ブッシュ)を使用していたりするので、その違いを楽しんでみるのも面白いですよ。
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